遺言とは、自分の財産を自らの意思でどのように分配し処分するかを決め、生前の最終意思として残すものです。遺言の方式に従って、書面で有効な遺言を残すことにより、死後法律上の効力が生じ、生前の最終意思(財産をどのように分配し処分するか)を実現することができます。相続人にとっても、遺言が残されていることで、預貯金の解約や不動産の名義変更などが円滑にすすめることができ、相続手続きの労力と時間を節約することが...
遺言書記事一覧
公正証書遺言は、法律の専門家である公証人が、遺言内容を遺言者に確認しながら作成するため、信頼性が高く、広く利用されている方式になります。遺言者は、公証人と証人2名の面前で、遺言内容を公証人に口授くじゅし(口頭で伝えること)、公証人がその内容を書面にまとめ完成させます。満15歳以上で、自分の意思で遺言内容を理解し判断する能力(遺言能力)があれば作成することができ、公証人が作成過程に関与し完成させるこ...
自筆証書遺言は、いつでもどこでも一人で作成でき、その存在や内容を遺言者の胸の内にしまっておくことができるメリットがあります。遺言の必要性が叫ばれる昨今、比較的手軽に作成にかかれるメリットがあり、遺言者にとっては最も身近にある遺言であるといえるかもしれません。反面、一人で作成できるが故、一見些細と思われる方式違反を見逃してしまい相続開始後無効とされることもあり、公正証書遺言に比べると安全確実な方法と...